PMがぶれる
今日いきなりヘルプ依頼が来た。
よく分からないけど、暗号化の処理を行ったファイルがパートナー企業にscpすると壊れ、社内にscpすると問題ないという話だった。
さらにそのサービスは数日後にリリースとのこと。
私自身はその相談の直後にMTGが入っていたため後輩の子にブン投げてきてしまったのだが果たして悩む。
何故こういうことになったのか。
どう聞いても3週間前に解決している問題に聞こえる。
私が見たところの問題は
- PMが会社にいないことが多い、子供の関係で仕事にこれないことも多い
- 技術者がこの手の開発が全員初めて
- ほぼ全員がチームで動くのが初めて
- 外注さんを3人使う
- チームになっていない。企画は技術を不信に思い、技術は企画を不信に思う。
- スケジュールが神
- デスマーチ発動でさらに人間投下
彼らが必ずやらねばならぬこと。
- 振り返る場を持つ
提案できる策
- PMは皆勤賞が狙える人間を置くのは大前提
- PMがPMであることを自他共に紙でもページでもいいので明白にし、残す。
- スケジュールを引く際にシニアエンジニアによるレビューを受ける。それが関係者であっても無くても良い、無いほうがむしろ良い。
- 大規模バッチ系のプログラムであればリリース前に二週間、できれば一週間は通しでまわしてバグをつぶしておくのは常識。
- 外注を使うならもっと、あるいは0。プロパーの3倍ドキュメントが無いと動かない彼らを少ない人数で回すなら一人雇った方がいい。固定費が上がるので悩ましいとは思う。
- コミュニケーションのルールを定める。
- 技術、企画共に上がもう少しきちんと管理すべき。
なんとなく、私が過去にやっだデスマーチの一つも同じような問題があった。
特にPMが誰なのかという問題については根が深く、何をしても誰かがひっくり返すみたいな状態になっていた。
確かなものが何も無くなったプロジェクトは泥にはまるしかない。
プロジェクトマネージャーとプライマリエンジニアは共にどんなプロジェクトの濁流に飲まれても立ち続けねばならない。
デスマーチを経験した彼らがそれを学んでくれるといいね思った。